メニュー

不整脈

心臓の鼓動が速くなったり、逆に遅くなったり、リズムが乱れたりする状態を不整脈と呼びます。動悸や胸の違和感として自覚されることが多い症状ですが、中には自覚症状がほとんどなく、健康診断などで偶然見つかるケースも少なくありません。当院では、患者さんの不安に寄り添いながら丁寧な診察を行っております。心電図検査などを用いて、その不整脈が治療を必要とするものか、経過観察で良いものかを精密に判断いたします。地域のみなさんの健康を守るため、親身な医療を提供しています。

不整脈の原因

不整脈が発生する背景には、心臓を動かすための電気信号の乱れがあります。この乱れを引き起こす要因は多岐にわたり、加齢による生理的な変化から、特定の病気が隠れている場合まで様々です。私たちが臨床でよく拝見する主な原因を整理しました。

加齢と体質の変化

年齢を重ねるにつれて、心臓の電気信号を伝える回路にも変化が生じやすくなります。これは白髪が増えるのと同様の経年的な変化ともいえますが、その程度によっては不整脈として症状に現れます。特に高齢の方では、脈が遅くなる徐脈性の疾患が見られることが多くなります。

自律神経の乱れと生活習慣

心臓の働きは自律神経によって調整されています。そのため、強いストレスや疲労の蓄積、睡眠不足などが続くと、電気信号が乱れやすくなります。また、以下のような嗜好品や生活習慣も、心筋を刺激してリズムを乱す要因となります。

  • 過度なアルコール摂取
  • カフェインの過剰な摂取
  • 喫煙の習慣
  • 激しい運動による負荷

心臓に関連する疾患

心臓そのものに何らかの不具合がある場合、それが不整脈を引き起こすことがあります。心臓の筋肉を養う血管が細くなる虚血性心疾患や、心臓のポンプ機能が低下する心不全などが代表的です。これらの疾患は、早期に発見して対処することが非常に重要です。

全身疾患の影響

心臓以外の持病が原因で脈が乱れることもあります。特に生活習慣病は血管や心臓に負担をかけるため、大きな影響を及ぼします。また、甲状腺の機能に異常がある場合も、心拍数に影響が出ることが知られています。

生活習慣病との関連については「高血圧」のページや「糖尿病」のページも併せてご覧ください。

不整脈によって引き起こされる病気

不整脈を放置してしまうと、心臓だけの問題に留まらず、全身に深刻な影響を及ぼす可能性があります。特に注意が必要なのは、血流が悪くなることで二次的に発生する重篤な病気です。

脳梗塞(心原性脳塞栓症)

心房細動などの特定の不整脈では、心臓の中で血液がよどみ、血の塊である血栓ができやすくなります。この血栓が血流に乗って脳の血管を塞いでしまうのが脳梗塞です。心臓由来の脳梗塞は範囲が広くなりやすく、深刻な後遺症を残す恐れがあるため、予防的な管理が欠かせません。

心不全

長い期間、心臓が不規則なリズムで動き続けると、次第に心臓の筋肉が疲弊してポンプ機能が低下していきます。これが心不全の状態です。血液を全身に十分に送り出せなくなるため、息切れやむくみといった症状が現れ、日常生活に支障をきたすようになります。

失神や転倒のリスク

脈が極端に遅くなったり、逆に速くなりすぎたりすると、脳への血流が一瞬途絶えてしまうことがあります。これにより意識を失う失神が起こります。突然の意識消失は、外出時や階段などでの転倒、さらには重大な事故に繋がる危険性を含んでいます。

不整脈の処置や治療法

当院では、まず患者さんの症状を詳しく伺い、心電図検査などで現状を把握します。その上で、それぞれの病態に適した治療方針を提案いたします。すべての不整脈に積極的な治療が必要なわけではありませんが、リスクが高いと判断される場合には、以下のような対応を行います。

薬物療法

脈のリスクを抑えるための抗不整脈薬や、心拍数をコントロールするお薬を使用します。また、脳梗塞のリスクが高い場合には、血液を固まりにくくする抗凝固薬の服用を検討します。患者さんの年齢や他の持病との兼ね合いを考慮し、ご自身に合った処方を行います。

生活習慣の改善指導

自律神経の乱れが関与している場合は、十分な休息や睡眠の確保、嗜好品の制限などをアドバイスいたします。生活習慣を整えるだけでも、症状が大幅に緩和されるケースは多くあります。当院では「かかりつけ医」として、日々の生活の中での工夫を一緒に考えていきます。

専門的な高度治療への橋渡し

診察の結果、カテーテル治療やペースメーカーの植え込みなど、より高度な専門治療が必要と判断される場合もあります。その際は、当院の地域連携を活かし、信頼できる高度医療機関へ速やかにご紹介いたします。病診連携を密に行うことで、スムーズに適切な治療を受けていただける体制を整えています。

当院での検査の詳細については「当院の検査」のページを参照してください。

不整脈の種類について

一言で不整脈といっても、その現れ方は大きく3つのタイプに分けられます。ご自身の感じている動悸がどのタイプに近いかを知ることは、診断の大きなヒントになります。

頻脈(ひんみゃく)

脈拍が異常に速くなる状態です。安静にしているのに胸がドキドキしたり、突然激しい動悸が始まったりします。心臓が空回りしているような状態になるため、めまいや冷や汗を伴うこともあります。

徐脈(じょみゃく)

脈拍が異常に遅くなる状態です。脳や全身に必要な血液が届きにくくなるため、疲れやすさ、強いだるさ、息切れなどを感じやすくなります。ひどい場合には、目の前が暗くなるような感覚を覚えることもあります。

期外収縮(きがいしゅうしゅく)

予定されているタイミングよりも早く脈が飛んでしまう状態です。「脈が飛ぶ」「胸が一瞬ウッとなる」といった違和感として自覚されます。不整脈の中で最も頻度が高く、多くは健康な方にも見られますが、中には治療を要するものもあります。

動悸の詳細については「動悸」のページもご覧ください。

不整脈についてのよくある質問

Q1. どんなときに病院を受診すれば良いですか?

A1. 動悸や胸の違和感に加えて、めまい、意識が遠のく感じ、激しい息切れ、胸の痛みがある場合は早めの受診をお勧めします。また、症状がなくても健康診断で指摘を受けた際は、一度精密な検査を受けておくと安心です。

Q2. ストレスだけで不整脈になりますか?

A2. はい、ストレスは不整脈の大きな誘因となります。ストレスによって自律神経が刺激されると、心臓の脈拍をコントロールする機能が不安定になるためです。ただし、背景に心臓の疾患が隠れていないかを確認しておくことが大切です。

Q3. 心電図検査で何も出なかったのですが、大丈夫でしょうか?

A3. 不整脈は時々刻々と変化するため、通常の心電図検査(数十秒間)では捉えきれないことがあります。症状が繰り返される場合は、24時間の心電図を記録するホルター心電図検査など、より長時間の観察を行う方法を検討します。

Q4. コーヒーやアルコールは控えるべきですか?

A4. カフェインやアルコールに過敏な方の場合、それが不整脈を引き起こすきっかけになることがあります。症状が出やすいと感じる場合は、量を控えるなどの工夫が必要です。診察時に具体的な状況を伺い、個別にアドバイスいたします。

院長より

胸のドキドキや脈の乱れを感じると「心臓が止まってしまうのではないか」と、とても大きな不安を感じるものです。しかし、不整脈の多くは正しく理解し、適切に対処することで、これまで通りの生活を送ることが可能です。

幅広い視点からみなさんの健康状態を把握し、心臓だけでなく全身のバランスを考えた診療を行っています。当院は2診体制でスムーズな診療を心がけており、女性医師も在籍しておりますので、どなたでもリラックスしてご相談いただけます。駐車場も完備しておりますので、お車の方も安心してお越しください。

少しでも胸の違和感や不安を感じたら、一人で悩まずにぜひ当院へ足を運んでみてください。地域のみなさんの「安心できる場所」として、親身になってお話を伺います。

医師紹介の詳細については「医師紹介」のページを参照してください。

医院名
医療法人 杉山クリニック
所在地
〒496-0847
愛知県津島市中地町4-57-6 日比野駅:徒歩10分
TEL
0567-26-2006
診療時間月火水木金土日
8:30~12:00circlecirclecircle/circlecircle/
16:30〜19:00circlecirclecircle/circle//

休診日 :木曜・土曜午後・日曜・祝日

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME