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不眠

夜になかなか寝付けない、夜中に何度も目が覚めてしまう、ぐっすり眠った感じがしないといった不眠の悩みは、私たちの健康に大きな影響を与えます。単なる疲れが取れないといった問題だけでなく、日中の集中力の低下やイライラ、さらには深刻な生活習慣病の悪化につながることもあります。当院では、患者さん一人ひとりのライフスタイルや背景を丁寧にお伺いし、内科的な視点から眠りの質を改善するためのサポートを行っております。

眠れない原因はストレスだけではありません。当院では、身体の病気が隠れていないか、お薬の影響はないかなど、多角的に診断いたします。地域の皆さんが安心して相談できる「かかりつけ医」として、お年寄りからお子さんまで、眠りに関する困りごとに親身に寄り添います。まずは一人で抱え込まず、日中のしんどさを少しでも軽くするために、当院へご相談ください。

不眠の原因

不眠を引き起こす要因は多岐にわたり、一つだけではなく複数の原因が絡み合っていることが一般的です。当院では、まず何が原因で眠りが妨げられているのかを整理することから始めます。

身体的な要因

身体の不調が原因で眠れなくなることがあります。具体的には、以下のような症状が睡眠を妨げます。

  • 痛みやかゆみによる覚醒
  • 咳や息苦しさ、動悸などの症状
  • 頻尿による中途覚醒
  • 逆流性食道炎による胸焼け

胸焼けの症状については「逆流性食道炎」のページを参照してください。

環境や生活習慣の要因

身の回りの環境や、何気ない習慣が睡眠の質を下げている場合があります。現代社会では特に、スマートフォンやパソコンから発せられる光が、眠りを促すホルモンの分泌を抑えてしまうことが知られています。また、カフェインの摂取やアルコールの飲み過ぎ、寝室の温度や騒音なども影響します。

心理的・精神的な要因

仕事や人間関係のストレス、将来への不安などが頭を離れず、交感神経が優位になってしまうことが原因です。緊張状態が続くことで、心身がリラックスできず、眠りのスイッチが入りにくくなります。また、うつ状態などの心の病気が不眠として現れることも少なくありません。

生理的な要因

年齢を重ねることによる睡眠リズムの変化や、交代勤務などによる生活時間の不規則さも原因となります。また、女性の場合は更年期障害に伴うホルモンバランスの変化によって、急に眠れなくなるケースも多く見られます。

不眠によって引き起こされる病気

睡眠は、身体のメンテナンスを行う大切な時間です。不眠の状態を放置してしまうと、全身の健康バランスが崩れ、さまざまな病気のリスクが高まってしまいます。

生活習慣病の悪化

睡眠不足は自律神経の乱れを招き、血圧や血糖値を上昇させます。これが原因で、以下のような生活習慣病を招いたり、治療中の症状が悪化したりすることがあります。

  • 血圧の上昇による高血圧
  • インスリンの働きが低下することによる糖尿病
  • 脂質代謝の乱れによる脂質異常症

高血圧の合併症については「高血圧」のページを参照してください。また、血糖値が気になる方は「糖尿病」のページを確認することをお勧めします。

心血管疾患のリスク

慢性的な睡眠不足が続くと、心臓への負担が増加します。動悸や不整脈を感じることもあり、重篤な場合は心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めることにつながります。夜間に呼吸が止まってしまう睡眠時無呼吸症候群も、心血管系に大きな負荷をかける代表的な疾患です。

いびきや夜間の無呼吸が気になる方は「いびき・無呼吸」のページも併せてご覧ください。

免疫力と精神状態の低下

睡眠中は免疫システムを強化する物質が作られるため、不眠が続くと風邪を引きやすくなったり、感染症にかかりやすくなったりします。また、脳の疲労が回復しないことで、情緒が不安定になり、うつ病や不安障害などの精神的な不調を招く可能性もあります。心と身体の両面において、睡眠不足は大きなリスク要因となります。

不眠の処置や治療法

当院では、薬だけに頼るのではなく、生活習慣の改善と適切な薬物療法を組み合わせた治療を提案しています。患者さんの状態に合わせて、無理のない範囲でステップを踏んでいきます。

睡眠衛生の指導

まずは眠りやすい身体を作るための生活習慣を見直します。これを「睡眠衛生」と呼びます。具体的には、朝起きたら太陽の光を浴びて体内時計をリセットすることや、決まった時間に起床する習慣作り、寝る前のスマートフォンの使用を控えることなどをアドバイスいたします。

原因となる身体疾患の治療

不眠の背後に、痛みや咳、頻尿、動悸などの身体的な病気が隠れている場合は、その治療を優先します。例えば、動悸が不眠の原因であれば、心電図検査などを行い心臓の状態を確認します。

動悸にお悩みの方は「動悸」のページを参考にしてください。

お薬による治療

生活習慣の改善だけでは不十分な場合、睡眠導入剤などを用いた薬物療法を検討します。現在は、依存性が極めて低く、自然な眠りを促す新しいタイプのお薬も普及しています。

  • 寝つきを良くする導入剤
  • 夜中に目が覚めるのを防ぐお薬
  • 身体のリズムを整えるメラトニン受容体作動薬
  • 依存性の少ないオレキシン受容体拮抗薬

これらのお薬は、患者さんの不眠のタイプ(寝付けない、途中で目が覚めるなど)に合わせて選択します。また、必要に応じて漢方薬を併用することで、心身の緊張を和らげ、自然な眠りへと導くお手伝いをいたします。

睡眠時無呼吸症候群への対応

いびきや日中の強い眠気がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の疑いがあります。当院では簡易検査をご案内することが可能です。もし重症と診断された場合は、持続陽圧呼吸療法(CPAP)などの適切な治療へとつなげていきます。必要に応じて専門の医療機関とも密に連携しておりますので、ご安心ください。

不眠についてのよくある質問

Q1. 睡眠薬を飲み始めると一生やめられないのではと不安です?

A1. 現代のお薬は、以前のものに比べて依存性や副作用が大幅に軽減されています。当院では、お薬を使いながら眠りのリズムを整え、最終的にはお薬なしで眠れる状態を目指します。急にやめるのではなく、少しずつ量を減らしていく調整を医師と一緒に行っていきます。

Q2. 何時間くらい眠れば「十分」と言えるのでしょうか?

A2. 適切な睡眠時間には個人差があります。一般的には6時間から8時間程度と言われていますが、時間そのものよりも「日中に眠気で困っていないか」「朝起きた時に満足感があるか」といった眠りの質が重要です。短くても日中元気に過ごせているのであれば、過度に心配する必要はありません。

Q3. お酒を飲むと寝つきが良いのですが、お酒は睡眠薬代わりになりますか?

A3. 寝酒は寝つきを良くする効果があるように感じられますが、実は睡眠の質を著しく低下させます。アルコールが分解される過程で眠りが浅くなり、中途覚醒や早朝覚醒の原因となります。結果として疲れが取れにくくなるため、不眠解消のための飲酒は避けるのが無難です。

Q4. 子どもが夜なかなか寝てくれないのですが、受診してもいいですか?

A4. はい、小児科も診療しておりますので、お子さんの睡眠に関するご相談も受け付けております。子どもの場合は生活リズムの乱れや、発達段階における生理的な変化が原因であることも多いです。保護者の方と一緒に、お子さんに適した生活習慣を考えていきましょう。

院長より

不眠は、誰にでも起こりうる非常に身近な悩みですが、日中のパフォーマンスや健康を支える根幹の部分でもあります。私は日本内科学会総合内科専門医として、単に睡眠薬を処方するだけでなく、不眠の裏に隠れている内科的な疾患や生活習慣を見極めることが重要だと考えています。特に生活習慣病をお持ちの方は、眠りが改善することで血圧や血糖値の管理がスムーズになることも珍しくありません。当院では2診体制を整えており、お待たせする時間を短縮しながら、女性医師も在籍しているため、どなたでも安心してご相談いただける環境を整えています。眠れない夜が続くときは、どうぞお気軽に当院の扉を叩いてください。心地よい眠りを取り戻すためのお手伝いをさせていただきます。

医院名
医療法人 杉山クリニック
所在地
〒496-0847
愛知県津島市中地町4-57-6 日比野駅:徒歩10分
TEL
0567-26-2006
診療時間月火水木金土日
8:30~12:00circlecirclecircle/circlecircle/
16:30〜19:00circlecirclecircle/circle//

休診日 :木曜・土曜午後・日曜・祝日

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