メニュー

帯状疱疹

帯状疱疹は、身体の片側にピリピリとした痛みや赤い発疹が帯状に現れる疾患です。子供の頃にかかった水ぼうそうのウイルスが体内に潜伏し、免疫力が低下した際に再び活動を始めることで発症します。当院では、患者さんの小さな体調の変化を見逃さず、迅速な診断と治療を行うよう努めています。地域の皆さんが「この痛みは何だろう?」と不安に感じた際に、いつでも気軽に相談できる体制を整えています。

帯状疱疹は、早期に治療を開始することで、後に残る痛みを軽減できる可能性が高まります。私たちは、患者さん一人ひとりの症状に合わせた的確なアプローチで健康をサポートします。少しでも違和感がある場合は、迷わず当院の内科診療にお越しください。2診体制でスムーズな診療を心がけており、女性医師も在籍しておりますので、どなたでも安心して受診していただけます。駐車場も完備しておりますので、お車での来院も便利です。

帯状疱疹の症状について

帯状疱疹の症状は、多くの場合、身体の左右どちらか一方に現れるのが大きな特徴です。初期段階では皮膚に変化が見られず、痛みや違和感だけが先行することがあります。その後、数日から1週間ほどして赤い発疹が現れます。症状の経過は、一般的に以下のような段階を辿ります。

初期の違和感と痛み

皮膚に発疹が出る数日前から、ピリピリ、チクチクとした痛みや、電気が走るような鋭い痛みを感じることがあります。また、虫に刺されたような痒みや、皮膚が敏感になる感覚を覚える方もいらっしゃいます。この段階では診断が難しいこともありますが、以前に水ぼうそうにかかったことがある方は注意が必要です。

赤い発疹と水ぶくれの出現

痛みが続いていた場所に、赤い斑点状の発疹が現れます。この発疹は神経の通り道に沿って広がるため、帯のような形に見えるのが特徴です。やがて発疹の上に小さな水ぶくれ(水疱)ができ、痛みがさらに強くなることがあります。この時期に「帯状疱疹かな?」と気づいて受診される患者さんが最も多いです。

かさぶたと治癒への過程

発疹が現れてから1週間から2週間ほど経つと、水ぶくれが破れて膿を持ったり、潰瘍になったりした後にかさぶた(痂皮)へと変わります。皮膚の症状が落ち着くまでに3週間から1ヶ月程度かかるのが一般的です。皮膚が治った後も、痛みが続くことがあり、これを放置しないことが大切です。

発熱を伴う場合や、頭部の症状については以下のページも参考にしてください。

発熱の詳細については「発熱」のページを参照してください。

頭痛の詳細については「頭痛」のページを参照してください。

帯状疱疹の原因について

帯状疱疹の直接的な原因は、水痘・帯状疱疹ウイルスです。このウイルスは、初めて感染したときには「水ぼうそう」として発症します。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは死滅したわけではなく、私たちの身体の中にある神経節という場所に潜り込み、静かに潜伏し続けています。

免疫力の低下が引き金

普段、ウイルスは身体の免疫力によって活動を抑え込まれています。しかし、加齢や過労、強いストレス、あるいは他の病気による体力の消耗などが重なると、免疫力が低下してしまいます。すると、抑え込まれていたウイルスが再び増殖を始め、神経を伝って皮膚へと移動し、帯状疱疹を引き起こすのです。

50歳以上で発症率が高まる理由

統計的に、帯状疱疹は50歳代から発症率が急激に上昇します。これは、年齢とともにウイルスに対する免疫力が自然に低下していくためです。80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を経験すると言われており、決して珍しい病気ではありません。近年では、働き盛りの若い世代でも、ストレスや不規則な生活が原因で発症するケースが増えています。

日常生活におけるリスク因子

以下のような状況は、帯状疱疹を引き起こすきっかけになりやすいため注意が必要です。

  • 睡眠不足が続いている
  • 仕事や人間関係で強い精神的ストレスを感じている
  • 大きな怪我や手術の後で体力が落ちている
  • 過度なダイエットや偏った食事で栄養不足になっている
  • 免疫抑制剤などの特定の薬剤を使用している

帯状疱疹の病気の種類について

帯状疱疹は単に皮膚が荒れるだけの病気ではなく、発症する場所や合併症によって、いくつかの注意すべき病態に分かれます。これらは放置すると後遺症を残す可能性があるため、専門的な知識を持った医師による適切な判断が不可欠です。

帯状疱疹後神経痛(PHN)

皮膚の症状が改善し、かさぶたが取れた後も数ヶ月から数年にわたって痛みが続く状態を指します。これはウイルスによって神経自体が傷つけられてしまったために起こります。高齢の方ほど移行しやすく、日常生活に支障をきたすほどの強い痛みになることもあるため、初期の段階で神経の炎症を抑えることが非常に重要です。

顔面の帯状疱疹と合併症

顔の神経にウイルスが影響を及ぼすと、皮膚の症状以外に深刻な問題を引き起こすことがあります。

  • 目の帯状疱疹・・角膜炎や結膜炎、最悪の場合は視力の低下を招くことがあります。
  • 耳の帯状疱疹・・耳鳴りや難聴、めまいが生じることがあります。
  • ラムゼイ・ハント症候群・・耳の症状とともに、顔の筋肉が動かなくなる顔面麻痺が起こる状態です。

汎発性帯状疱疹

通常は一部分にのみ現れる発疹が、血液の流れに乗って全身に広がってしまう状態です。これは免疫力が極端に低下しているときに見られることが多く、入院治療が必要になる場合もあります。当院では診察の結果、高度な検査や入院が必要と判断した場合は、速やかに適切な専門医療機関を紹介する体制を整えています。

帯状疱疹の治療法について

帯状疱疹の治療の目的は、ウイルスの増殖を抑えて症状を早く治すこと、そして帯状疱疹後神経痛のような後遺症を防ぐことです。当院では、患者さんの年齢や症状の程度、持病の有無を考慮して治療計画を立てます。

抗ウイルス薬による治療

最も基本となるのが、ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬の処方です。内服薬が一般的ですが、効果を発揮するためには、発疹が出てから72時間(3日)以内に飲み始めるのが理想的です。早めに使い始めるほど、痛みの期間を短縮し、合併症のリスクを下げることが期待できます。指示された期間は、症状が良くなったと感じても最後まで飲み切ることが重要です。

痛みのコントロール

痛みが強い場合は、鎮痛薬を併用します。一般的な解熱鎮痛薬のほか、神経の痛みに特化したお薬を使用することもあります。痛みを我慢しすぎるとストレスになり、さらなる免疫力の低下を招くため、無理をせず医師に伝えるようにしてください。当院では、患者さんが夜もしっかり眠れるよう、適切な痛みの緩和に努めます。

日常生活での注意点

お薬の服用に加えて、ご自宅での過ごし方も治療の大切な一部です。

  • 十分な休息と睡眠をとる・・免疫力を回復させるため、安静を心がけてください。
  • 患部を冷やさない・・帯状疱疹の痛みは冷やすと強まる傾向があります。使い捨てカイロなどで温めると痛みが和らぐことがあります。
  • 水ぶくれを潰さない・・細菌感染を防ぐため、患部は清潔に保ち、なるべく触らないようにしましょう。
  • お風呂は入っても良い・・温まることで血行が良くなり痛みが緩和されます。ただし、石鹸で患部を強く擦らないようにしてください。

ワクチンによる予防

ワクチンを接種することで帯状疱疹の発症を予防したり、発症したとしても重症化を防いだりすることが可能です。現在広く用いられているワクチンには、生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。予防接種の詳細は、当院の担当スタッフまでお尋ねください。

予防接種の詳細については「予防接種・健康診断・検診」のページを参照してください。

帯状疱疹についてのよくある質問

Q1. 帯状疱疹は人にうつりますか?

A1. 帯状疱疹そのものが他人にうつって帯状疱疹になることはありません。ただし、水ぼうそうにかかったことがない人(特にお子さんなど)には、接触によってウイルスがうつり、水ぼうそうとして発症する可能性があります。水ぶくれが乾燥してかさぶたになるまでは、免疫のない赤ちゃんや妊婦さんとの接触は控えるのが安心です。

Q2. 一度かかったら二度とかかりませんか?

A2. 一度かかると免疫ができるため、再発することは稀ですが、ゼロではありません。体力が著しく低下した場合などに、数年から数十年を経て再び発症するケースもあります。日頃から体調管理に気を配り、不規則な生活を避けることが大切です。

Q3. 皮膚に跡が残ることはありますか?

A3. 早期に治療を始め、水ぶくれを潰さずに適切に管理すれば、跡が残ることはほとんどありません。しかし、重症化したり細菌感染を起こしたりすると、色素沈着や小さな傷跡が残る場合があります。気になる場合は、早めにご相談ください。

Q4. 痛みだけで発疹が出ないこともありますか?

A4. 稀に「無疹性帯状疱疹」といって、強い痛みだけがあり発疹が出ないケースもありますが、基本的には数日以内に発疹が現れます。痛みだけでは診断が確定しないことも多いため、経過を慎重に見守る必要があります。

院長より

地域のかかりつけ医として診療を行っている杉山クリニックでは、帯状疱疹の発症予防、早期発見、および治療に力を入れています。単に皮膚の症状を見るだけでなく、患者さんの全体的な健康状態を把握し、最適な治療を提供することを心がけています。

帯状疱疹は「たかが湿疹」と軽く考えられがちですが、その後の神経痛に悩まされる方も多く、早めのケアがその後の生活の質を大きく左右します。「身体の片側が痛い」「ピリピリする」と感じたら、発疹が出る前であっても遠慮なく当院へお越しください。当院では、内科・小児科の両面から、若い世代の方からご高齢の方まで親身になってサポートいたします。皆さんが毎日を笑顔で過ごせるよう、スタッフ一同、誠心誠意お手伝いさせていただきます。

診療内容の詳細については「診療案内」のページを参照してください。

医院名
医療法人 杉山クリニック
所在地
〒496-0847
愛知県津島市中地町4-57-6 日比野駅:徒歩10分
TEL
0567-26-2006
診療時間月火水木金土日
8:30~12:00circlecirclecircle/circlecircle/
16:30〜19:00circlecirclecircle/circle//

休診日 :木曜・土曜午後・日曜・祝日

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME