メニュー

潰瘍性大腸炎・クローン病

腹痛や血便、繰り返す下痢などにお悩みの方は、当院までご相談ください。潰瘍性大腸炎やクローン病は、炎症性腸疾患と呼ばれる病気で、若年層から高齢の方まで幅広く発症する可能性があります。当院では、先進的な知見に基づいた精密な診断を行っています。特に大腸内視鏡検査を用いた早期発見に力を入れており、地域の皆さんが安心して治療を継続できるよう、親身なサポートを心がけています。日常生活に大きな影響を与えるお腹の悩みに対し、専門的な視点からアプローチすることで、症状が落ち着いた状態を維持できるよう尽力いたします。

潰瘍性大腸炎・クローン病の症状について

潰瘍性大腸炎とクローン病は、どちらも腸に炎症が起きる病気ですが、現れる症状にはいくつかの違いがあります。これらの症状が数週間以上続く場合や、一度良くなっても再び悪化を繰り返す場合は、早めの受診が重要です。

潰瘍性大腸炎の主な症状

潰瘍性大腸炎は、主に大腸の粘膜に炎症が起こる病気です。直腸から連続的に炎症が広がる特徴があり、以下のような症状がよく見られます。

  • 粘血便・・便に血や粘液が混じる状態
  • 下痢・・何度もトイレに行きたくなるような激しい下痢
  • 腹痛・・排便前にお腹が痛むことが多い
  • しぶり腹・・便が出きっていないような不快感

症状が重くなると、発熱や貧血、頻脈といった全身症状が現れることもあります。特に血便については「便潜血陽性」のページでも詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

クローン病の主な症状

クローン病は、口から肛門までの全消化管のどこにでも炎症が起こる可能性がある病気です。潰瘍性大腸炎に比べると、腹痛がより強く現れる傾向があります。

  • 腹痛・・右下腹部を中心に、食後に痛むことが多い
  • 下痢・・半数以上の患者さんに見られます
  • 体重減少・・栄養の吸収が悪くなるため顕著になります
  • 発熱・・炎症に伴い微熱が続くことがあります
  • 肛門の異常・・痔瘻や肛門周囲膿瘍などがきっかけで見つかることもあります

急激な体重の変化については「体重減少」のページで注意点をまとめています。腹痛が続く場合は、無理をせず専門医の診察を受けてください。

潰瘍性大腸炎・クローン病の原因について

これらの病気は、原因が完全には解明されていないため、国から指定難病として認められています。しかし、現在の医学では発症のきっかけとなる要素であるリスク因子がいくつか考えられています。

自己免疫の異常

本来であれば、体の中に侵入してきた細菌やウイルスを攻撃する免疫システムが、自分自身の腸の粘膜を誤って攻撃してしまうことが大きな要因と考えられています。この免疫の過剰な反応によって、腸に慢性的な炎症が引き起こされます。

腸内細菌叢の変化

腸の中に住んでいる細菌のバランスが崩れることが、炎症の引き金になると言われています。何らかの理由で有益な菌が減り、特定の細菌が異常に増殖することで、腸の防御機能が低下する可能性が指摘されています。

遺伝的な要素

特定の遺伝子を持っていることが発症に関係しているという研究もありますが、遺伝だけで病気が決まるわけではありません。複数の要因が重なり合うことで発症すると考えられています。

食生活や環境の影響

欧米型の高脂肪・高タンパクな食事や、喫煙、過度なストレスなどの生活環境の変化が、発症や症状の悪化に影響を及ぼすことがあります。バランスの良い食生活を心がけることが大切です。

潰瘍性大腸炎・クローン病の病気の種類について

病気の範囲や炎症の強さによっていくつかのタイプに分類されます。当院では精密な検査を通じて、どのタイプに該当するかを正確に判断いたします。

潰瘍性大腸炎の分類

炎症が起きている場所によって、大きく3つのタイプに分けられます。炎症の範囲が広いほど、慎重な経過観察が必要です。

  • 直腸炎型・・炎症が直腸のみに留まっているもの
  • 左側大腸炎型・・直腸から脾弯曲部までの左側の大腸に炎症があるもの
  • 全大腸炎型・・大腸全体に炎症が広がっているもの

クローン病の分類

クローン病は、炎症が主に発生する場所によって分類されます。炎症の場所によって、注意すべき合併症も異なります。

  • 小腸型・・炎症が小腸のみに存在するもの
  • 小腸大腸型・・小腸と大腸の両方に炎症があるもの
  • 大腸型・・大腸のみに炎症があるもの

活動期と寛解期

これらの病気には、症状が強く出ている活動期と、適切な治療によって症状が落ち着いている状態である寛解(かんかい)期があります。治療の目標は、この寛解の状態を長く維持し、健康な人と変わらない生活を送ることにあります。

潰瘍性大腸炎・クローン病の治療法について

治療の中心は薬物療法ですが、食事や生活習慣の改善も非常に重要です。当院では、患者さん一人ひとりの病状やライフスタイルに合わせた治療計画を提案します。

薬物療法

炎症を抑え、再燃を防ぐためにさまざまな薬を使用します。近年は多くの治療薬が登場しており、ご自身に合った組み合わせを選ぶことが可能です。

  • 5-アミノサリチル酸製剤・・基本となるお薬で、腸の炎症を直接抑えます
  • 副腎皮質ステロイド・・炎症が強い時に一時的に使用し、速やかに鎮めます
  • 免疫調節薬・・免疫の過剰な働きを抑え、ステロイドの減量や寛解維持を図ります
  • 生物学的製剤・・特定の炎症物質をピンポイントでブロックする強力なお薬です

食事療法

特にクローン病において食事管理は重要です。低脂肪・低残渣(食物繊維が少ない)の食事を基本とし、腸への負担を減らします。活動期には、栄養剤を用いた経腸栄養療法を行うこともあります。

内視鏡検査によるモニタリング

定期的な大腸内視鏡検査は、治療の効果を確認するために欠かせません。粘膜の炎症がしっかりと消えているかを確認します。検査の詳細については「大腸内視鏡検査(大腸カメラ)」のページをご覧ください。

潰瘍性大腸炎・クローン病についてのよくある質問

Q1. 完治することはありますか?

A1. 現在の医療では完全に治すことは難しいですが、寛解(症状が落ち着いている状態)を維持することで、日常生活を支障なく送ることが期待できます。根気強く治療を続けることが大切です。

Q2. 食事で気をつけることはありますか?

A2. 活動期には脂っこいものや刺激物、食物繊維の多いものを控える必要がありますが、寛解期にはそこまで厳しい制限は必要ない場合が多いです。個々の状況に合わせてアドバイスいたします。

Q3. 仕事や学校は続けられますか?

A3. 多くの患者さんが仕事や学業と治療を両立させています。急な体調の変化に備え、主治医と相談しながら無理のないスケジュールで過ごすことが推奨されます。

Q4. 妊娠や出産への影響はありますか?

A4. 多くの場合は可能ですが、病状が安定している時期に計画することが望ましいです。使用する薬剤についても相談が必要ですので、早めにお伝えください。

Q5. 指定難病の申請はどうすればよいですか?

A5. 一定の基準を満たす場合、医療費の公的助成を受けられる制度があります。当院では診断書の作成など、必要な手続きのサポートを行っております。

院長より

当院では、潰瘍性大腸炎やクローン病といった難しい病気に対しても、専門性の高い診療を提供しています。これらの病気は、今後の病状の見通しである予後を良くするために、早期の診断と適切な維持療法が何よりも重要です。苦痛の少ない検査を通じて、患者さんの腸の状態を正確に把握することに努めています。「自分は難病かもしれない」と不安に感じる方もいらっしゃるかと思いますが、過度に恐れる必要はありません。当院は女性医師も在籍しており、2診体制で丁寧にお話を伺える環境を整えています。お腹の不調を抱えながら一人で悩まず、まずは気軽にご相談ください。地域のかかりつけ医として、皆さんが自分らしい生活を取り戻せるよう全力でサポートいたします。

医院名
医療法人 杉山クリニック
所在地
〒496-0847
愛知県津島市中地町4-57-6 日比野駅:徒歩10分
TEL
0567-26-2006
診療時間月火水木金土日
8:30~12:00circlecirclecircle/circlecircle/
16:30〜19:00circlecirclecircle/circle//

休診日 :木曜・土曜午後・日曜・祝日

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME