帯状疱疹予防接種のすすめ

帯状疱疹ワクチンの予防接種を行っています。（任意）
【対象】　50歳以上の方
当院では2種類のワクチンをご用意しております。
1）水痘生ワクチン1回接種（7,700円）
2）シングリックス2回接種（1回につき20,000円）

なお、津島市在住の方は1回に限り、上限5,000円の助成が受けられるようになりました。
ご希望の方は当院にご予約をお願いいたします。
TEL　0567-26-2006

帯状疱疹ワクチンについて

水疱瘡（みずぼうそう）と同じウイルスで発症する皮膚の病気です。
痛みを伴う赤い斑点等水ぶくれが多数集まって帯状に発症。多くは上半身に発症し顔や目の周りなどにも発症します。

帯状疱疹の原因となる水疱瘡と同じウイルスに感染した時に水疱瘡が発症。一度は沈静化し、水疱瘡は治るのですが、感染したウイルスは、神経節の中に潜伏。免疫が低下した際に発症します。
50歳頃より発症しやすくなり、80歳までに3人1人が発症します。
ピリピリとした痛みを伴うことが多く、耳や眼の周りなどにできてしまった場合、眠れないほどの痛みとなる場合もあります。
また、顔面神経麻痺やその他の合併症などもあり、発疹自体が治った後も数ヶ月以上にわたって焼けるようなズキンズキンとした痛みが残る場合があります。帯状疱疹になった人の約2割に後遺症が残るといわれています。

帯状疱疹にならないためには、免疫の低下とともに発症リスクがありますので日常的な健康管理が最も重要になります。
免疫力を下げないように食事のバランスをとり、睡眠を十分にとって適度な運動を行うことが必要です。それでも発症してしまうリスクはゼロにはなりません。ワクチン接種が効果的です。

帯状疱疹ワクチンには2種類があります。
水痘生ワクチンと合成ワクチンのシングリックスです。それぞれメリットとデメリットがあるのでご検討いただき、ご希望の場合は予約が必要です。

帯状疱疹ワクチンの種類について

	乾燥弱毒水痘生ワクチン	シングリックス
ワクチンの種類	生ワクチン	不活性ワクチン
接種方法・回数	皮下注射・1回	筋肉注射・2回 2カ月間隔
対象年齢	制限なし	50歳以上
発症予防効果	51.3%	50歳以上　97.2% 70歳以上　97.9%
帯状疱疹後神経痛抑制効果	66.5%	88.8%
持続期間	8年目で31.8%まで低下	10年後でも80%超持続
副反応	軽度の接触部位の痛み、腫れ、発赤 ※3日~7日で消失(1~3%)	軽度の接触部位の痛み、腫れ、発赤、倦怠感、頭痛 ※3日~7日で消失(40%)
費用	7700円(税込)	22000円/1回(税込) 2回接種合計40000円(税込)
長所	1回で済む 費用が安い	予防効果が高い 妊婦や免疫が低下している方も接種できる 持続期間が長い
短所	妊婦や免疫が低下している方は接種できない 持続期間が短い	費用が高い 副反応が比較的強い(接種部位の痛み78%) 2回接種が必要